今回はAmazonLinux2023にJnekinsをインストールする方法をまとめます。
システム構成
今回使用したソフトウェアとバージョンは以下のとおりです。
- OS: Amazon Linux 2023.5.20241001
- Java: penjdk version “17.0.12” 2024-07-16 LTS
- Jenkins: 2.462.3
コマンドはすべてrootユーザーで実行しています。
Jenkinsのインストール
Jenkinsリポジトリを追加する
標準リポジトリにJenkinsは入っていないので、Jenkins用のリポジトリを追加します。
$ wget -O /etc/yum.repos.d/jenkins.repo https://pkg.jenkins.io/redhat-stable/jenkins.repo
$ rpm --import https://pkg.jenkins.io/redhat-stable/jenkins.io-2023.key
Javaをインストールする
Jenkinsのインストール要件であるJavaをインストールします。
$ dnf install java-17-amazon-corretto
$ java --version
openjdk 17.0.12 2024-07-16 LTS
OpenJDK Runtime Environment Corretto-17.0.12.7.1 (build 17.0.12+7-LTS)
OpenJDK 64-Bit Server VM Corretto-17.0.12.7.1 (build 17.0.12+7-LTS, mixed mode, sharing)
Jenkinsをインストールする
Jenkinsをインストールします。
$ dnf install jenkins
$ jenkins --version
2.462.3
Jenkinsを起動する
Jenkinsを起動し、自動起動設定をONにします。
$ systemctl start jenkins
$ systemctl enable jenkins
$ systemctl status jenkins
● jenkins.service - Jenkins Continuous Integration Server
Loaded: loaded (/usr/lib/systemd/system/jenkins.service; enabled; preset: disabled)
Active: active (running) since Sun 2024-10-27 14:10:40 UTC; 3min 11s ago
Main PID: 29239 (java)
Tasks: 39 (limit: 1112)
Memory: 331.3M
CPU: 16.033s
CGroup: /system.slice/jenkins.service
└─29239 /usr/bin/java -Djava.awt.headless=true -jar /usr/share/java/jenkins.war --webroot=/var/cache/jenkins/war --httpPort=8080
Jenkinsの初期設定をする
Jenkinsの初期設定をします。Webブラウザから下記URLにアクセスしましょう。
http://<EC2インスタンスのIPアドレス>:8080
Unlock Jenkins
/var/lib/jenkins/secrets/initialAdminPassword
に記載されているパスワードを入力します。
$ cat /var/lib/jenkins/secrets/initialAdminPassword
Customize Jenkins page
Jenkinsにインストールするプラグインを選択します。
今回はInstall suggested pluginsで推奨プラグインをインストールします。
Create First Admin User
Adminユーザーを作成します。必要な情報を入力して、Save and Continueを選択します。
Instance Configuration
Jenkinsにアクセスする際のURLを変更することができます。
Jenkinsへようこそ!
設定が完了し、下記のような画面が表示されたらインストール完了です。
ジョブの作成
Jenkinsのインストールが完了したので、試しに動作確認用のジョブを作成しましょう。
新規ジョブの作成
画面左の「新規ジョブ作成」を選択します。
新規ジョブ作成画面が表示されたら、ジョブ名を入力し、フリースタイルを選択して「OK」をクリックします。
新規ジョブの設定
ジョブの作成が成功すると、ジョブの詳細設定画面が表示されます。ここでジョブの実行内容などを設定します。
今回は「Hello,world」を表示するだけのジョブを作成してみます。
「ビルド手順の追加」->「シェルの実行」をクリックし、入力欄に下記を入力します。できたら「保存」をクリックします。
echo "Hello,world"
ジョブの実行
作成したジョブのページから、「ビルド実行」をクリックするとジョブが開始されます。
ビルドが成功すると緑色のマークが表示されます。
ビルド履歴から「コンソール出力」を開くと、ジョブの実行内容を確認することができます。
おわりに
今回はAmazonLinux2023にJenkinsをインストールして、動作確認用のジョブを作成しました。
コメント